『先生は教えてくれない!クレヨンしんちゃんの友だちづきあいに大切なこと』を読んで感じたこと
こんばんは、すずらんです。
今日本屋さんに行ったときに目についた本があったので、手に取って見ました。
『先生は教えてくれない!クレヨンしんちゃんの友だちづきあいに大切なこと』です。
2017年3月10日に発売されたばかりの新刊でした。
小学生、未就学児向けに友だちとのかかわり方について描かれています。
目次
友だち基本ルール
- 笑顔は友だちづくりの第一歩
- 「おはよう」から始めよう
- 身だしなみ、身の周りをきちんとしよう
- 自分の好きなことを言ってみよう
会話のルール
- 自分ばっかり話さない
- 「へぇ、そうなんだ」「よかったね」話を「聞いたよ」と伝えよう
- 友だちに言ってはいけないこと
- 友だちに「いいね!」と言ってみる
- マイナス言葉は元気な友だちを遠ざける
- おもしろいことが言えない…友だちとの話が続かない
- いつも意見を合わせてばかりで自分の気持ちを言えない
- 強引な友だちにどうしてもダメと言えない
- 陰口は言わない、広げない
- 友だちの前でないしょ話をしてはいけない
- きみの「おもしろい」が友だちの「いやな気持ち」のこともある
ケンカしたとき
- 友だちに傷つけられたら
- 友だちにすぐキレてしまう自分をなんとかしたい
- 友だちと言い合いになったらどうやって終わらせる?
- ゲームで負けても怒らない
- 怒っている友だちに許してもらいたい
- 悪口を言わないでと友だちに言いたい
- 友だちにうそはつかない。うそは自分が苦しくなるだけ
友だちの家でのルール
- 友だちの家に行くときのルール
- 友だちと遊ぶときは家に帰る時間を決めておこう
- 友だちの家の人にはていねいな言葉で話そう
こんなときどうしたら?
- 遊ぶ約束を守れなくなったらどうする?
- 貸した物を返してくれない友だちになんて言う?
- 友だちが「あげる」と言ってもちょっと待って
- どうしよう、悪いことに誘われた 断りたい。でも嫌われたくない…
- 友だちがなんでもできるから自分はダメだと落ち込んでしまう
- 友だちがメールの返事をくれない
- ほんとは好きじゃない友だちのふりをしている友だち
- 友だちに合わせるのになんだか疲れてしまったとき
- 友だちになりたい子がいない
学校生活のルール
- 仲間はずれは絶対にやってはいけないこと
- ちょっと苦手な友だちとどうつきあう?
- グループに入れてもらうにはどうしたらいい?
- みんなの会話がはずまない。気まずい沈黙、どうしたらいい?
- 友だちに笑われた!恥ずかしくてたまらない!!
- 泣いている友だち。どうしよう
- うまくできない友だちを応援しよう
- 何をして遊ぶかで意見が対立したら…
- リーダーシップをとっていたら「命令しないで」と言われた
- クラスがえや引っ越しで友だちとはなればなれになってしまったら
- ひとりでいる子を誘ってみよう
- そうじをしない友だちに注意したい
- 友だちに手伝ってもらいたい! 友だちってなんだろう
- これって「友だち」?
- 友だちのすてきなところをまねしよう
- 友だちの成功「よかったね!」と言えるかな
- 友だちにきみの夢を話してみよう
- 友だちに「ありがとう」と伝えよう
ちょっと立ち読みしてみました。
目次を見た感じ、子育てで悩む部分が数多く書かれていますよね。
基本ルールなんかは、これから入園・入学する子どもたちに教えてあげるのにもちょうど良いと思います。
今回は立ち読みだったので全ては読めませんでしたが、私が読んだ部分は、どういうことをしたら友だちが嫌がるかや、子ども同士のケンカのときにどう対応すべきかが、クレヨンしんちゃんの漫画とともに書かれているところ。
これまで私のクレヨンしんちゃんのイメージは、ただ下品なだけでしたが、これを読んでみて、しんちゃんってすごく平和な子なんだなぁと感じました。
他の子が嫌がることもしんちゃんは笑いに変えることが出来るし、周りがいじめのようなことをしていても、しんちゃんが一言発すれば空気がガラっと変わっていじめがなくなる。
そんな子がクラスにいれば、みんな仲良くできるんだろうなぁと思いました。
私が昔通っていた小学校は、各学年に1クラスずつの小さな学校でした。
1クラスしかないのでクラス替えがなく、みんなが仲良くできないと辛い環境でしたが、4年生の時に転校してきた男の子がまさにしんちゃんタイプの子だったので、私の学年は全員が仲良しでした。
この本は小学生や未就学児に向けた内容だそうですが、まだ学校に通っていない子どもが理解できるのは一部だけで、まだ難しいかなという感じ。
逆に中高生や大人が読むと、ハッとさせられる部分がたくさん見つかると思います。
ただこの本を読んで、自分の子どもをしんちゃんのように育てたいと思うかというと、正直そうは思いませんでした。
でも大人側が、しんちゃんのようにちょっとおバカになって、一歩引いた状態で子どもの進むべき方向へ誘導してあげられれば、上手に人付き合いできる子どもに育っていくのかなぁと感じました。
子どもたちの付き合い方で、親がどこまで踏み込んで良いのかも難しいところですが、こういう漫画で一緒に学んでおくと、子どもが自分自身で判断できるようになってくれそうです。
まだ新しいので電子書籍にはありませんでしたが、子どもも一緒に読むのなら紙の本の方が読みやすいですね。
読みたい部分や子どもに読ませたいところがたくさんあるので、いつもはネットで本を買いますが今ちょうど図書カードを持っているので、書店に買いに行こうと思います。