ソーシャルレンディングの運営会社創業者の本を読んで。
こんばんは、すずらんです。
先日図書館に行ったときに、ソーシャルレンディングの本を読みました。
元銀行マンのmaneoの元社長の本でした。
maneoは、ソーシャルレンディングの運営会社の中でも、最大手だと思いますが、著書を読んだところ、一番古くから営業しているそうです。
今でも怪しいと思われがちなソーシャルレンディングですが、本の前半にはサービス開始までの苦労が書かれていました。
貸金業の登録に四苦八苦し、銀行に信用されず、システム構築は内部で行い、なんとか始めることができたのだとか。
ソーシャルレンディングは、法人を対象にお金を工面するサービスだと思っていましたが、開始当初は個人に対する融資も行っていたそうです。
maneoの元社長の本では、初っ端から預金を否定し、株式投資を否定し、投資信託を否定し、ソーシャルレンディングを勧めていましたが、私個人の意見としては、同列に並べて比較するものではないと思っています。
ソーシャルレンディングは、他人にお金を貸す行為です。
相手を信用できるのかどうか見極める必要があります。
maneoなどの運営会社を通しているからと言って、安全ではありません。
そもそも元本保証ではないし、予定の利回りが保証されているわけでもありません。
貸し倒れのリスクもあります。
もちろん運営会社の方も、信用に関わることになるので、借りる側の審査などは出来る限りのことはしていると思いますが、借りる側も誰だって失敗すると思ってお金を借りるわけではないのだから、どう転ぶかは分からないですよね。
私もラッキーバンクとクラウドバンクを利用して、ソーシャルレンディングをやっていますが、正直不安がないと言えばうそになります。
基本的には他人には勧めません。
そういうサービスがあるという紹介はしますが、自己責任でどうぞと言っています。
投資の基本は分散です。
預金、株式投資、投資信託などを全て否定して、ソーシャルレンディング1本に絞ることはリスクが高いです。
元本保証でも運用しつつ、投資は分散して、増えるものもあれば減るものもあり、トータルでマイナスにならないようにコントロールして、資産運用をしていくのがベストだと思います。
maneoの元社長の本ですが、最後までは読めなかったので、次に行ったときに続きを読みたいです。
一からサービスを作り上げた方の本なので、興味深いことも多く、勉強になりますよ。
みんなと幸せになるお金の使い方 「ソーシャルレンディング」という新しい投資のカタチ (角川フォレスタ) [ 妹尾賢俊 ]
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